小児集中治療室（PICU; Pediatric Intensive Care Unit）では、重篤小児を対象に呼吸・循環・中枢神経・代謝などの生命維持に関わる重要な臓器の障害に対して、強力かつ集中的に管理・ケアを行っています。
北里大学病院には８床のPICUベッドがあります。神奈川県の相模原・県央エリア（相模相模原市・海老名市・座間市・綾瀬市・大和市・厚木市）のほか，横浜市・藤沢市・町田市などの近隣エリアより重篤小児の受入を行っています。患者さまが急性期を乗り越え病状が安定したあとは、お近くの医療機関に転送し地域医療へと引き継いでいただいています。
対象となる患者さまは、20歳未満（症例により柔軟に対応します）の重症な患者様です。内科的・外科的な病気や外傷・中毒・熱傷などの外因性のけがをふくみます。一般小児病棟で管理に困る、人工呼吸管理、体外循環、目標体温管理、術後管理、外傷管理などを必要とする患者さまを多種多様な職種の医療スタッフと協働して診療させていただきます。
《 御家族の皆さまへ 》
急に具合の悪くなったお子さんが、チューブ・カテーテル・人工呼吸器などの多くの医療機器を体に装着され、大きな不安を抱くかと思います。できる限り早く元気になって、お母さん・お父さんのもとに帰してあげられるよう診療をしております。
病状が落ち着きPICUを出られるようになっても、安心して自宅で過ごすまでし時間が必要となる場合があります。当院一般病床や近隣医療機関への転棟・転院にご協力をお願いいたします。
《 医療者の皆さまへ 》
内因系・外因系を問わず重篤小児の受入を行っておりますので、具合の悪い患者さまや治療困難例に関してお気軽にご相談ください。
小児後期研修中に重篤小児管理の体験・研修ができる施設です。小児の重症例や急性期などに興味のある先生方、是非医局までご連絡ください。
小児集中治療室（PICU）主任 峰尾恵梨
患者さまへ
PICU
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対象疾患
